さすが訴訟大国アメリカ!高額賠償事例がユニークすぎると話題に
アメリカと言えば自由の国というイメージの反面、「起訴大国」ということでも良く知られています。今回はそんな「起訴大国アメリカ」の信じられないような起訴事例をいくつか紹介しましょう。
◆最も有名な「マクドナルド・コーヒー事件」
この裁判はかなり有名です。
ステラは火傷の直接的な原因は自分の行動であると認識しつつも、しかしその一要因にマクドナルドのコーヒーの異常な熱さにあるとした。この点について、マクドナルド側の是正と治療費の一部の補償をするべきであるとし、店側を提訴したのです。
日本では考えられないような裁判ですが、もっと信じられないのが、陪審員の評議の結果です。評決では、過失は、ステラに20%、そしてマクドナルド側に80%あるとしたのです。結果、16万ドルを本来の填補賠償額として、またマクドナルドのコーヒー売上高の2日間分に相当する270万ドルを懲罰的損害賠償額として、それぞれ支払いを命じる評決が下されたのですが、結局その後の和解が成立し、マクドナルドは60万ドル未満(非公開)の和解金をステラに支払ったとのことです。
日本では、コーヒーを零しただけで数億円という風な、一種おもしろおかしいアメリカの都市伝説のように語られていますが、実際ステラとその家族は大変な看病と治療を行い、かつマクドナルドには同様の苦情が数十件寄せられていたそうですが。。
◆その他、日本では考えづらい裁判ケース多数
誤認の真偽はともあれ、賠償請求の額には度肝を抜かれますね。
また、
自分でその塩辛いハンバーガーを食べてみた女性店員は「私は平気。そんなに塩辛いなら一口で捨てればいいのに」と言ったそうですが、私もそれに賛成です。
しかし、本来は起訴されるべきなのに、逆に不起訴になってしまうケースも多くあるのです。
その後もデモの最中、警官が黒人を射殺するなど多くのトラブルがあるなど、かなり尾を引いた事件と言えるでしょう。
アメリカはこれからも起訴大国。スケールのでかい起訴ニュースが飛び交うはずです。