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さすが訴訟大国アメリカ!高額賠償事例がユニークすぎると話題に

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アメリカと言えば自由の国というイメージの反面、「起訴大国」ということでも良く知られています。今回はそんな「起訴大国アメリカ」の信じられないような起訴事例をいくつか紹介しましょう。

◆最も有名な「マクドナルド・コーヒー事件」

この裁判はかなり有名です。

1992年2月、アメリカのニューメキシコ州にあるマクドナルドのドライブスルーで、当時79才のステラ・リーベックとその孫が、テイクアウトの朝食を購入しました。ステラは駐車場で停車し、コーヒーを股の間にはさみ、ミルクとシュガーを入れようとしました。しかしその時、誤ってカップが傾き、コーヒーがこぼれてしまったのです。ステラは熱さで叫び声をあげ悶絶し、隣に座っていた孫はただ事ではないと感じ、服を脱がせる等の処置を講じつつ、近くの病院に向かいました。病院の診断では、第3度の火傷とのことでした。

ステラは火傷の直接的な原因は自分の行動であると認識しつつも、しかしその一要因にマクドナルドのコーヒーの異常な熱さにあるとした。この点について、マクドナルド側の是正と治療費の一部の補償をするべきであるとし、店側を提訴したのです。

日本では考えられないような裁判ですが、もっと信じられないのが、陪審員の評議の結果です。評決では、過失は、ステラに20%、そしてマクドナルド側に80%あるとしたのです。結果、16万ドルを本来の填補賠償額として、またマクドナルドのコーヒー売上高の2日間分に相当する270万ドルを懲罰的損害賠償額として、それぞれ支払いを命じる評決が下されたのですが、結局その後の和解が成立し、マクドナルドは60万ドル未満(非公開)の和解金をステラに支払ったとのことです。

日本では、コーヒーを零しただけで数億円という風な、一種おもしろおかしいアメリカの都市伝説のように語られていますが、実際ステラとその家族は大変な看病と治療を行い、かつマクドナルドには同様の苦情が数十件寄せられていたそうですが。。

◆その他、日本では考えづらい裁判ケース多数

ニューヨークのブロンクス地区での話です。当時小学校3年生の7歳児が、学校の生徒から5ドルを盗んだとして教室から連行され、約10時間拘束されていたといいます。その少年の両親は、誤認逮捕を主張し、ニューヨーク市とニューヨーク市警に対して2億5000万ドル、なんと当時の為替レートで約230億円の損害賠償を求め提訴を起こしています。

誤認の真偽はともあれ、賠償請求の額には度肝を抜かれますね。

また、

ジョージア州のハンバーガー店の女性店員が“塩辛すぎるハンバーガー”を提供したとして、お客の健康を軽んじているとして逮捕、起訴されています。もともとは誤って肉に潮をかけすぎたのが原因だったそうですが、そのハンバーガーを食べた警官が「気分が悪くなった」と主張したことで事件に発展したのだそうです。

自分でその塩辛いハンバーガーを食べてみた女性店員は「私は平気。そんなに塩辛いなら一口で捨てればいいのに」と言ったそうですが、私もそれに賛成です。

しかし、本来は起訴されるべきなのに、逆に不起訴になってしまうケースも多くあるのです。

2014年8月、ミズーリ州ファーガソンの白人警官のダレン・ウィルソンが黒人青年マイケル・ブラウン市を射殺した事件などにおいては、ウィルソンは不起訴となりました。武装していない黒人を一方的に警察官が射殺したとして、人種差別の観点から当時非常に問題視されました。

その後もデモの最中、警官が黒人を射殺するなど多くのトラブルがあるなど、かなり尾を引いた事件と言えるでしょう。

アメリカはこれからも起訴大国。スケールのでかい起訴ニュースが飛び交うはずです。

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