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ゴネ得には泣き寝入りなのか?事故のトラブルに対する対処法

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交通事故の場合、止まっていた車にぶつからない限り、賠償割合は10:0にはならないので、たいていの場合はどちらの責任がより重いかでもめます。
その場合、加害者とされるほうが責任逃れをしようとしたり、被害者がより被害を重く訴えたりなど「ゴネ得」を狙った対応がみられる場合があります。
こうして相手方からゴネられた場合、ただ泣き寝入りするしか対処法はないのでしょうか。

◆こんな風にゴネられた!実例8選

1.示談にしようとしたら、知り合いにヤクザがいるから間に入ってもらうとゴネられた
2.完全停止中に向かってきた車に追突されたが、双方に過失があるとゴネられた
3.当て逃げをした犯人を特定したものの、自分ではないとゴネられた
4.実際の事故の状況とは真逆の主張をされてゴネられた
5.無保険者に追突され、賠償金額が高すぎて払えないとゴネられた
6.完全停止中に衝突され、止まっていた方が悪いとゴネられた
7.治療が終わっているにも関わらず、傷がまだ痛むとゴネられた
8.賠償金が高すぎて一括払いできないので、分割にしてほしいとゴネられた

◆ゴネられた!ではどうしたらいい?

では、このように理不尽にゴネられたらどのようにすればよいのでしょうか。

1.「保険会社に任せているので」と言って相手にしない

通常、双方ともにきちんと保険に加入してれば、保険会社同士が交渉をとりまとめますので、被害者・加害者が直接やりとりすることにはならないはずです。
しかし、なんらかの形で相手方が直接連絡をとってきて、ゴネ始めたときは、下手に相手にせず、「保険会社を通して話し合いたい」ということをはっきり伝えましょう。相手にして、必要以上のことを話したり、弱腰になったりすると、ゴネた相手の思うつぼです。相手は押せば(ゴネれば)なんとかなる相手だと思い、どんどん要求をエスカレートさせてくるでしょう。
保険会社や保険会社の弁護士は、こうした案件の専門家です。また、こうした時のために日ごろから保険料を払っているのです。へたに気をつかったりせず、すべて任せてしまいましょう。

2.弁護士費用特約つきの保険に加入する

通常、保険に加入していれば、保険会社が示談の交渉をしてくれます。ところが、「信号待ちで停車しているにもかかわらず追突された」「駐車しているところに衝突された」といった賠償割合は10:0になるはずの事故では、追突された被害者は自分の保険を使って示談交渉を行うことができません。
なぜなら、自動車保険は基本的に事故相手の賠償に備えるためのものだからです。
こうした事故で相手方がゴネはじめた場合、弁護士に間に入ってもらうための費用を賄うためにも、弁護士費用特約の検討をしておきましょう。

◆ゴネ得が通用するほど、世の中は甘くない

交通事故の被害者・加害者の中には、「ゴネれば条件が有利になる」「ゴネればなんとかなる」と考えている人が少なくありません。また、身の回りの人の体験談として、ゴネてなんとかなった、ゴネたら賠償額がアップしたという話を耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、実際のところ、世の中はそんなに甘くありません。とくに、先にも述べた通り、保険会社や保険会社の弁護士は、こうした案件の専門家です。これまで、数千人、数万人の「ゴネ得」目当ての人びとを見てきています。素人がちょっとくらいゴネたたところで、想定の範囲内であり、大勢が変化するわけではありません。下手に交渉の場で乱暴な言葉づかいをしたり、粗暴な態度をとったりすると、非があるとみなされて、逆に条件が悪くなることもあるのです。
「交通事故はゴネ得」などと考えたりせず、事故を起こした・被害を受けた場合は、交渉の場では誠意ある態度で臨みましょう。

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