楽しい旅行が台無し!海外旅行で気をつけたい高額賠償まとめ
高額賠償のリスクは、どんな時にでも潜んでいます。例えば、楽しいはずの「海外旅行」。実は海外旅行で高額賠償請求をされるケースがあるのです。今回はそのケースと対処法をいくつか紹介しましょう。
◆お風呂の水漏れで「1000万円請求!?」
ちなみに海外のお風呂場では、バスタブがあっても日本のように洗い場がないケースがほとんどです。排水溝があってもバスタブの外で体を洗うと、水漏れの原因になってしまうケースがあります。そもそもそういった想定で水回りが作られていないので、階下に水漏れして賠償請求されてしまうリスクがあるので注意しましょう。
またシャワーカーテンはバスタブの中に入れて使いましょう。外に出したママシャワーをするとお湯がシャワーカーテンを伝って外にでて、水漏れの原因になります。
◆ホテルのトイレや物品破損にもご注意
その他、家族旅行の場合、「子供がホテルのロビーの花瓶を割ってしまった」、「ホテルのレンタル自転車を盗まれてしまった」という事態でも、場合によっては高額賠償のケースにあたることもあります。
なお、タバコを吸う方も、旅行中は特に注意が必要です。ホテルで宿泊中、タバコによる焼け跡を作ってしまったというケースにおいても、場合によっては、罰金では済まず、高額賠償を求められることもあります。たとえば、焼けたところが高額なペット部分であったり、そもそも面積的に大きなカーペット部分だという場合には、なおさらそのリスクは高まりますので注意しましょう。
◆海外旅行障害保険の「賠償責任特約」をつけて水漏れ賠償を防ぐ!
多くの場合、海外旅行に行くときには海外旅行保険に入るでしょう。空港でも数千円からの金額で加入できます。この基本契約に数十円程度を付け足すことで、一億円程度の「賠償責任特約」を付加することができます。これに加入していることによって、損害賠償責任を追ったときにも、損害賠償を保険会社が支払ってくれることになるのです。
これには、前述のホテルの部屋を水浸しにしてしまったというようなケースや、家具や花瓶などを壊してしまったというケースにも適用されます。
また、もし個別に海外旅行保険に入っていなくても、お持ちのクレジットカード会社に連絡して状況を確認してみることも重要です。通常クレジットカードには、クレジットカード決済で購入したものに対して購入日から一定期間、「破損」を補償してくれる保険サービスなどがあります。まずは電話をして状況を正確に伝え、保険が適用されるかを確認してみましょう。
さらに言えば、一般的なクレジットカードの場合、国内旅行では保険が適用されず、海外旅行時の保険として機能しているケースがほとんどです。
楽しい海外旅行を継続するためにも、もしホテルでトラブルが発生してもまず落ち着いて状況を把握し、高額請求に対する正確な対応を行いましょう。